【G1G1トーク】ROBOTICS;NOTES【ゲームレビュー】
ごきげんよう!
今回でひとまず科学アドベンチャーシリーズの紹介は最後になります。
ラストを飾るのはROBOTICS;NOTES。
シュタインズゲートの次にリリースされた本作。
キャッチコピーは「世界を救うのはヒーローじゃない。」
世界線変動率「1.048596」とシュタインズゲートの続編であることを前面に押し出した作品でした。
それでは概要の前に恒例の個人的G1G1から参ります。
個人的G1G1
・ドラゴンクエスト ユア・ストーリー
2019年に公開され、その内容から賛否を巻き起こしたこの映画。
最近になってまたもや議論を呼ぶ内容があった事を知りました。
それは主人公の名前「リュカ」に関するお話。
それれてみれば当時「リュカ」ってなんだよ。と思いながら観てました。
元々は原作をベースにした小説版の主人公の名前だったそうなんですよね。
で、作者にはこの名前の使用について映画製作サイドから一言も無かった。
と、いう事で裁判沙汰にまでなっていたのですが、
判決は「名前は著作物ではない、よって議論の余地なし」。
ちなみにスクエニの法務部も同じ見解だったそうで、
最初にかけあった際にも突っぱねられていたそう。
この作者さん自身は特に大事にしたかった訳ではなく、
あくまで名前の出処をハッキリしてくれればそれでいいっていうスタンスだったんですけどね。
詳しい内容についてはコチラを参照ください。作者様の陳述書の内容が記載されております。
まぁなんというか残念極まりないですね。
法律の問題というよりは、仁義の問題なのかなと思います。
大人になるべきなのは一体どちらなのでしょうか?
小悪魔教師サイコの件もそうですけど、クリエイター泣かせの事件は胸が痛みますね。
あの設定だったら主人公の名前は別に「タケル」とかでも良かったでしょうに。
小説版とか匂わせてあの展開だったらそりゃガッカリする人はいるわな。
なるほど、否の意見にはこんな側面もあったようで、
呑気に内容は悪くなかったとか言ってた自分が恥ずかしいです。
という訳で私の今後の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の評価は否となります。
本当に残念です。
続きまして、本作の発売された2012年を振り返ってみましょう。
2012年
・中国と北朝鮮に新たなトップ
2012年は名立たる支配者の誕生の年でございました。
中国では習近平氏、北朝鮮では金正恩氏がトップとなったのがこの年です。
・政権交代再び
2009年に政権交代を果たした民主党がこの年、再び自民党に議席を奪われ政権が交代しました。
ちなみにこの選挙の直前に消費税の増税法案が可決されております。なんという置き土産。
・アナログ放送完全終了
TVの放送が地上デジタル放送へ完全移行したのがこの年。
本当はもう少し前に完了の予定だったのですが、震災の影響でこの年になりました。
映画はアベンジャーズシリーズの第一作がこの年に公開、
ゲームではTOP10がほぼDSソフトが独占状態となっておりました。
流行語大賞は「ワイルドだろぉ?」
一年の漢字は「金」。理由としてはオリンピックや金環日食があったことが挙げられております。
概要
というわけでお待たせしました。本編の概要に参りましょう。
今回は概要を少し長くお伝えしようかと思います。
まずはじめに本作はダブル主人公と言ってもよい作品かと思われます。
なので物語も大きく二つの要素から成り立っております。
舞台は2019年の種子島。そこの高校に通うロボ部の少年少女が活躍するお話です。
最初に紹介するのはロボ部の部長であり、本作のヒロイン瀬乃宮 あき穂(せのみや あきほ)。
ロボットアニメが大好きで熱血。何事にもポジティブな姿勢を崩さない元気いっぱいの女の子です。
さて、彼女には夢があります。それは半年後に開催される万博において、
自分たちで作った巨大ロボットを展示するというものでした。
しかしながら、ロボ部は部員もほぼおらず廃部寸前。
廃部にならない為にはロボット同士を戦わせる大会で優勝することが条件という、
万博どころか部の存続すら危ぶまれる状況。それでも彼女は諦めません。
というのもこのロボ部を立ち上げたのが彼女のお姉さんでして、
過去の大会で優勝経験もあるんですよね。
おまけに大企業の広報としてちょっとした有名人というのもあり、
憧れと共に負けたくないという気持ちがあるわけです。
さて、次に紹介するのは本作の主人公八汐 海翔(やしお かいと)。
彼は瀬乃宮 あき穂の幼馴染であり、性格は至って冷静。ヒロインとは真逆です。
一応ロボ部に所属しておりますが、ほぼ部活には参加せず、
いつも格闘ゲームに明け暮れる日々を過ごしておりました。
ちなみに彼の夢はプレイしている格闘ゲームで世界ランク1位になることです。(現時点で5位)
とはいえ、なんやかんやで幼馴染をほっておけない彼は何かと彼女を気にかけており、
必要な時には協力を惜しまない面倒見の良さも持ち合わせています。
さて、そんな彼の方は毎日ゲームに明け暮れる日々を過ごしている中で、
ある日「君島レポート」という奇妙な文書を手に入れます。
その内容は重大な陰謀の告発文書でありました。
陰謀の内容は主に異常な太陽嵐によってもうすぐ人類の半分が死滅すること。
いかにも都市伝説な突拍子もない話に半信半疑の彼でしたが、
なんだかんだで種子島の各地に眠るほかのレポートを集めることにするのでした。
という感じで物語はロボ部パートと都市伝説パートの2軸で展開していきます。
当然最後にはこの2つのストーリーが絡み合って1つのお話として収束していきます。
さぁ果たして彼らはどの様に世界を救うのか!?それは各々本編にてご確認下さいませ。
レビュー
量(ボリューム) ☆☆☆☆
味(ストーリー) ☆☆☆☆☆
硬(難易度) ☆☆
香(BGM) ☆☆☆
美(世界観) ☆☆☆☆☆
粘(システム) ☆☆☆☆
ボリュームとしてはそこそこ、と言った感じでしょうか。各キャラごとにストーリーがあり、
真エンディングクリアまで20時間弱といった具合だった気がします。
ストーリーは文句がありません。科学アドベンチャーシリーズにおいて、最も犠牲者が少なく、
爽やかな作品だと思います。
また、世界観ですが、なんだかんだ言って面白いんですよね。
作中ではほぼ全ての人がタブレット端末を持ち歩き、
AR(拡張現実)世界を身近なものとしているという設定だったのですが、
特にジオタグと呼ばれる、街の景色や物に対してタグが付けられており、
読み込むだけでそのモノの情報が表示されるという、
今で言うところのグーグルレンズのような機能がこの時代に考えられてたのが凄いなと思うのです。
またAR(拡張現実)の中だけに生きる生命であったり、
これはメタバースが普及した際には実現しそうな話だと感じました。
ゲームのシステム、所謂ストーリー分岐のトリガーがXのようなSNSの返信という点も面白かったです。
プレイ当時はあまりピンとこなかった点も今にして思えば、
割と実現しそうな内容だったことが分かります。
太陽嵐とかそんなに気にしてませんでしたが、
実際に、2024年の5月に、太陽嵐によって日本の各地でオーロラが観測されました。
イマイチそこまで評価されていない気がするのですが、今だからこそオススメしたい作品です。
シュタインズゲートが人気なのは分かりますが、なんだかんだアチラはグロ描写も割とありますし、
その点こちらの作品はそこまでグロ要素はありませんよ!(多少はあるけど)
是非、科学アドベンチャーシリーズの最初の作品にはこのロボティクスノーツをオススメします!
という訳で今回で一旦、科学アドベンチャーシリーズのレビューは終わりです。
次回は雑談回を設けまして、岡田斗司夫さんについてお話しようと思っております。
内容は主に「人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人」についてを予定しております。
それではまた次回。
ほなほな。
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