【G1G1トーク】ドラゴンクエスト【ゲームレビュー】
昨年の今頃は漫画家鳥山明先生がお亡くなった時期でした。
なのでG1G1トークでも取り上げ、更にはドラクエの話もしておりましたので、
ドラクエ1,2,3のロト三部作を今回から連続でお届けしていこうと思います。
では、初めに個人的G1G1から。
個人的G1G1
・訃報
今さらになってしまうかと思いますが、先月末に玉谷純さんがお亡くなりになられた様です。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
誰だよ?って方がほとんどなんじゃないかと思うのですが、
これが今回のテーマとも関係大ありなのですよ。
何を隠そう、ドラクエの武器・装備・アイテムをデザインされた方なんですよね。
有名なロトの剣も天空装備もこの方のデザインなんでございます。
ドラマ「勇者ヨシヒコ」に登場した『とどめの剣』をデザインされたのもこの方です。
これだけの功績をあげられた方の名前が何故世間に知れ渡っていないのか?
これがエニックスに纏わる七不思議のひとつですよね。
少し前にも映画「ドラゴンクエスト ユアストーリー」裁判についても触れましたが、
本当にドラクエ界隈では不思議なことが色々あります。
と、マイナスな事を言うのはこれくらいに致しましょう。
作品に罪はありませんからね。
概要
ドラゴンクエストは1984年にファミコン用ソフトとして発売されました。
ストーリーは至ってシンプル。
魔王が宝とお姫様を攫い、主人公である勇者が取り返しに行くというもの。
たったこれだけの内容なのです。
しかし、魔王の城も目の前にあるのに行き方が分からない。
そこでキャラクターを成長させ、装備やアイテムを集め、人々から情報を集めて・・・
と、順序良く話を進めていく、このRPGの基本中の基本が全て詰まったゲームです。
開発秘話
さて、そんなドラゴンクエストが生まれるきっかけとなったのが、
エニックスが主催したゲームコンテスト。
当時エニックスはゲームの販売会社でしたが、売るゲームがあまりありませんでした。
そこでゲームのコンテストを開き、優秀なゲームを集めたのです。
「ゲームお売り下さい。」ではなく「ゲームお作り下さい。」ですね。
そして、優秀なゲームを作った人たちを集め、
新たなゲームを作ろうということで開発が始まったのが、「ドラゴンクエスト」でした。
ちなみにこのコンテストにこのゲームの最重要人物、堀井雄二氏もゲームを出品しております。
この方がいなければドラクエの世界感は生まれませんでした。
さて、新しいゲームということでまず、ジャンルの選定が行われました。
そこで浮上したのがPCゲームで流行していた「RPG」です。
しかし、まだまだ一般的には普及していなかった為、布石を打つことにしました。
それがアドベンチャーゲーム「ポートピア連続殺人事件」です。
おそらく日本一犯人が有名なゲームでしょう。
このゲームが世に出た事により、コマンドを選択してストーリーを進めるという土台が作られました。
ここに更に2人の人物が加わり、プロジェクトの成功を後押しします。
一人は少年ジャンプでの人気漫画家でありながらデザインを担当した鳥山明氏。
そしてもう一人が音楽を担当するすぎやまこういち氏です。
すぎやまこういち氏のエピソードについては、
何年か前の24時間テレビ内ドラマにて様々なものが紹介されました。
中でもタイトル画面で流れる「序曲」を5分で作ったというエピソードは有名です。
あとは当時50代だった先生は、若者ばかりのチームから敬遠されていたそうですが、
根気よくコミュニケーションを重ねて打ち解けられたそうです。
そんなこんなでドリームチームが出来上がり、
並々ならぬ知恵と工夫によって「ドラゴンクエスト」は産声をあげたのでした。
レビュー
量(ボリューム) ☆☆
味(ストーリー) ☆☆
硬(難易度) ☆☆
香(BGM) ☆☆☆☆☆
美(グラフィック)☆☆☆☆☆
粘(システム) ☆☆☆☆☆
このゲームが無ければ今日のRPGブームは無かったかもしれない。
それほど大きな意味をもたらしたゲームです。
徹底的に分かりやすく作られた基本中の基本を抽出したかのような設計。
おそらく全てのRPGはこのゲームに足を向けて眠る事は出来ないに違いありません。
なのでストーリーを語るのはナンセンスでしょう。
とにかく感謝。圧倒的感謝があるのみであります。
という訳で今回は以上となります。
次回は引き続き「ドラゴンクエスト2」をお送りする予定です。
ほなほな~。

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