ふぁいなるふぁんたじーⅨ

ゲームレビュー

【G1G1トーク】ファイナルファンタジーⅨ【ゲームレビュー】

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個人的G1G1

・人生の袋とじ

先日Xの某ポストで面白い話を知りました。

生まれたばかりの頃に母親がいなくなり、

大きくなってふと自身のルーツを知りたくなり探したところ、

tiktokで母親を見つけて無事に会う事が出来たというお話。

詳細はこちらから。

すごい数奇な運命を辿られた事が面白いのは勿論ですが、

引き込まれる文章力がすごいです。

特に人生の「袋とじ」という表現。最高でした。

なにはともあれおめでとうございます。

なんだかホッコリさせられました。やっぱりたまにはSNSもいいもんだ。

・逆エアペイ

平日の午前中に病院の診察があり半休を取る機会がありましたので、

余った時間で万博の記念硬貨を探し回ってみました。今更。

まぁ大体受付に貼り紙が貼ってありまして、全滅かと思われた最後の一件。

受付に貼り紙が・・・ない!!!!

まさかと思い尋ねてみると・・・。

「ウチ現金置いてないんすよ・・・。」

ナンダッテー!!

まさかのキャッシュレス銀行でした・・・。

という訳で私に出来る事はただ一つ・・・。

「じゃあイイデスゥーー」

と退散するのみでございます。トホホ・・・。

要約産業㈱

という訳で本編。

まずはFFⅨについてザクっと3行で纏めてみましょう。

1、「原点回帰」を掲げた作品

2、要人誘拐もの

3、ペプシよりはコカ・コーラ

こんな感じかな?

では、概要へ参ります。

概要

最近SNSでリメイク説が浮上しておりますねー。

そんなFFⅨの発売日は2000年7月7日。

FFシリーズにとって最後のプレイステーションソフトとなった作品。

国内売り上げ本数は約220万本。

テーマは「原点回帰」ということで、暫く忘れられていたクリスタルという概念が復活しており、

様々な作品のオマージュがふんだんに盛り込まれております。

ストーリーの中心は王女誘拐から始まる逃避行劇。

その誘拐(実際には自ら依頼)された王女の成長が大筋の内容であります。

と、いうのは表向きの物語。

実は物語を進めると判明する裏の話がとても奥深いのです。

それをお話する前に少々ほかの事に触れましょうか。

システムに関して言えば、原点回帰という事もあり、今までのFFと変わりありませ。、

しかし、キャラの育成に関して少し厄介な点がございます。

それがレベルが上がる際に装備品でボーナスが発生するという点。

つまり序盤の雑魚装備でレベル上げをしてしまうと弱く育ってしまうのです。

ポケモンで言うところの努力値みたいなものです。

適当な装備でレベル上げをするのは、敵と戦わず、

ふしぎなアメだけを食わせてポケモンを育てるようなものなのです。

まぁ、通常のボスも裏ボスも対策さえしてしまえば攻略難易度はさほど高くないので、

そこまでステータスが重要ではありませんが、

知っていると知らないでは大きく違いますからね。

成長ボーナスに関しては「力」「魔力」「素早さ」「気力」という4つの要素があるのですが、

「力」は物理攻撃とHP。

「魔力」は魔法攻撃とMP。

「素早さ」は行動速度。

「気力」は主にクリティカル率や状態異常など他にも様々。

に影響を及ぼします。

FF8でもレベル上げの弊害としてモンスターも強くなるというものがありましたが、

こちらはドロー出来る魔法やドロップするアイテムのランクが上がる等の恩恵がありました、

しかしFF9はメリットなんてありませんのでレベル上げのご利用は計画的に致しましょう。

裏設定

さてさて、ここからは後半に判明するFF9の裏のお話。ネタバレ御免の方は飛ばしてください。

とある昔、テラという高度な文明を持つ星があったそうな。

この星の技術力はとても高く、ついには他の星を自分のものにしてしまう事で、

星の寿命を永遠のものへと変えてしまいました。

しかし、そんな乗っ取りを繰り返して存続してきた星が、危機に陥ります。

そろそろ次の乗っ取りを開始しなければいけないにも関わらず、

手頃な星が見当たらないのです。

星を取り込むには生まれたての純粋無垢な星であることが条件なのでした。

しかし、あまり猶予が残されていません。

そしてついにはガイアという星を見つけ、乗っ取りを開始します。

しかし、ガイアは乗っ取るには成長し過ぎていたのです。

結果、乗っ取りは失敗。逆にテラガイアへと飲み込まれてしまいました。

しかし、飲み込まれ方が不完全だった為、生命が交じり合い、

不自然な亜人種が蔓延り、お互いの月が残る歪な世界となりました。

そしてそれでもテラは諦めずにガイアの乗っ取りを継続しました。

乗っ取りの為に霧を発生させ、人々は高地へ避難。

しかし、霧から逃れた人々も争いの本能を刺激され、諍いに翻弄されるわけです。

このように、本作はファンタジー要素に明確な理由付けがされているのです。

これは今までのFFシリーズにはなかった重要な特徴ではないでしょうか?

ファンタジーの終焉。

ファイナルファンタジーというタイトルの原点へと還る為に。

小ネタ

原点回帰と言うだけあり、FF9にはこれまでのシリーズのオマージュ要素がたっぷりございます。

一応ナンバリングタイトルを前作遊んだ経験のある私が一周目で気付けた要素をピックアップ。

1、戦闘のBGMにデデデデデデデンデデデデデデデンのリズムが帰ってきた。

2、森の中で楽団が演奏している曲がの「ルーファウス歓迎式典」【VII】

3、お店にクラウドのバスターソードがある【VII】

4、グルグ火山【I】

5、飛空艇インビンシブル【III】

6、ガーランド【I】

7、カオス四天王【I】

8,ラスダンの名前がパンデモニウム【II】

9、トランス【VI】

10、ラスボスの使用技「グランドクロス」【V】

とまぁ、挙げだしたらキリがないのでこのくらいで。

調べてみたら、FFシリーズのみならず他作品のオマージュまであるそうで驚きです。

(例)リンドブルム城内の噴水の彫刻を調べるとメダルが・・・とか言う(バイオハザード?)

レビュー

量(ボリューム) ☆☆☆  やり込み要素エグすぎ

味(ストーリー) ☆☆☆☆  ぽんぽこ+もののけ姫

硬(難易度)   ☆☆☆☆  通常戦闘ですら辛い

香(BGM)   ☆☆☆☆☆ エンディングだけで泣ける

美(グラフィック)☆☆☆   どこか懐かしい

粘(システム)  ☆☆☆   先に言ってくれ

テーマが「原点回帰」という事で期待感を煽られた割に・・・というのが正直な感想。

満漢全席で御馳走をたらふく食べた後に「とっておきの料理があります」と出されたのが、

お粥だったような気分になりました。

ボリュームは凄いんです。

メインストーリーだけじゃなく、やり込み要素も盛り沢山ありますし・・・。

多分方向性の違いなんでしょう。

難易度はディレクターの方が「ウィザードリィ」を意識されて、意図的に難しくされたそうです。

序盤は懐かしい戦闘BGMのイントロにワクワクしましたし、

先の展開も楽しみだったのですが、

いかんせん後半の怒涛の展開と本当のテーマ「生と死」について考えるとなんか後味がねぇ・・・。

まさか自分自身も原点回帰させられるなんて思いもよらなかったもんで・・・。

あまりやり込み要素も遊ぶ気力が湧いてこず、適当に遊んだ結果の感想ですので、

9ファンの方本当にごめんなさい。

しかし、不気味なまでのファンタジー要素が全て理由付けされている点は本当に驚きでした。

ほんとに「平成狸合戦ぽんぽこ」の様でしたよ。

エンディングもまるでジブリのようで・・・。

高畑作品と宮崎作品を同時に観たような、

複雑でそれでいて懐かしく、なんとも言えない気持ちになった作品でございました。

裏テーマ

本作のもう一つのテーマが「ケジメ」です。

・原点であるウィザードリィ

おかげで通常戦闘の難易度があんなことに。

・協賛のコカ・コーラ

散々CM流してましたからね。一時期フィギュアが付いてました。

真っ赤なトランス状態のキャラがシークレットだったような・・・?

そしてバチバチの忖度の中登場するラスボス永遠の闇ことペプシマン。

・ドラゴンクエストへの憧れ。

やはりJRPGのパイオニアドラゴンクエストへの憧れはずっとあったのでしょう。

憧れるのを止め、いつしか売り上げを抜いてしまい賢者モードの虚無感から生まれたのが、

ラスボス「永遠の闇」なのかも知れません。

そしてそんなラスボスの最後の言葉はまさかのドラクエIIIのゾーマの様なセリフでございました。

そして最後にファイナルファンタジーという作品へのケジメ。

全シリーズに関わってきた人がほとんどいない状況になってきた開発陣。

そんな中でディレクターの伊藤さんはゲームを完成させた際に

「思いのほか遠くにあった」

と、表現されておられます。

エンディングを観ながら訪れるあの気持ちは、きっとそんな開発者達が感じたものと

同種の気持ちなのではないのかな?と思う今日この頃。

そしてこれらのケジメが次作に繋がったに違いありません。

余談ですが、エンディング後にミニゲームが遊べるのも驚きでした。

ホント遊び心も半端ねぇ!

※エンディング後 The End が表示された画面で、

R2・L1・R2・R2・↑・×・→・〇・↓・△・L2・R1・R2・L1・□・□

を入力するとブラックジャックで遊べます。

次回の予定

次回は「ファイナルファンタジーⅩ」を予定しております。

ゴールデンウィークはお休み致しますので、

次の放送は2025.05.11を予定しております。

それでは!

ほなほな~。

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