【G1G1トーク】ファイナルファンタジーXIII【ゲームレビュー】
個人的G1G1
・Rise of the Ronin
GW頃から始めたRise of the Roninを先日クリアしました。
なんだかんだでトロコンまで遊びました。難易度は低めでした。
黒船来航から江戸城無血開城までの歴史を体験し、
更に選択肢によっては歴史とは違った道を進む事も可能なストーリー。
似た様な作品でゴーストオブツシマがありますが、
ツシマが攻撃主体の戦い方であるのに対し、ローニンは守りが主体の戦い方になります。
あとは戦うスタイルが無数にあるのが楽しいですね。
二天一流や神道無念流や北辰一刀流など歴史上の憧れの人物と同じ戦い方ができます。
私は普通の難易度でプレイしましたが、それでも楽勝でした。
なのでゲームに不慣れな方でも安心して遊べるかと思います。
気になっている方は是非プレイしてみてくださいー。
では本題へ。
よろしゅー。
㈱三行産業
1、ナンバリング初の女性主人公
2、PS3の救世主
3、神殺しの物語
概要
ファイナルファンタジーXIIIは2009年12月17日に発売されました。
そしてPS3用ソフト初のミリオンセラーを達成しPS3の売り上げに大きく貢献したのです。
売れた作品ではありますが一方で唐突に登場する専門用語の数々、
そして自由度の低さに不満を持つ声もあり賛否が分かれる作品となっております。
ストーリーをざっくりと要約すると、
使命という宿命を課せられた主人公達が、運命に抗い自らの力で未来を切り拓くというお話です。
ゲームシステム的にはオプティマという戦闘システムが導入されました。
これはパーティメンバーの役割を変更し、その役割の比率に応じた陣形を組むというものです。
そして陣形毎に固有の戦い方がある訳なのですが、
その都度都度でこのオプティマをイジるだけで戦闘が勝手に進んでいくという事で、
個人的にはとても楽しく遊びやすかったです。
あと成長システムはX
用語
この作品はそもそも用語を理解していないと置いてきぼりを食らうのです。
なのでゲームをプレイするにあたって最低限以下の用語を理解しておく事が推奨されます。
ファルシ
神に作られた機械の様な存在。
神から与えられた目的以外の行動理念は存在しない。
人間よりも上位の存在で、時に人に使命を与え手駒として使役する。
ルシ
ファルシより使命を与えられた人間の総称。
使命を果たせばクリスタルとなり永遠を手に入れる事が出来るが、
一定期間の間に使命を果たせなかった場合は「シ骸」と呼ばれるモンスターとなる。
コクーン
空に浮かぶ人工世界。
数多くのファルシにより繁栄している。
パルス
正式な名称を≪グラン・パルス≫と呼ぶ。
こちらも多数のファルシが存在。
そしてシ骸が多数闊歩している危険な世界である。
黙示戦争(ネタバレ)
FFXIIIにおいて重要なお話です。
作中においてはパルスがコクーンに戦争をしかけ、
双方のルシが激しくぶつかり、結果としてコクーン側の勝利に終わった戦争です。
この戦いによりコクーンとパルスに大きな蟠りが残ることとなったのですが、
物語のラストで判明する事実が恐ろしいんですよね。
戦争の結果コクーンのファルシは民衆を守り大いに讃えられるわけです。
さらにパルスへの嫌悪感を煽る事でファルシはコクーンの住人を管理し易くなりました。
しかし人間はファルシ達にとって保護の対象でもなんでもなく、神の復活の為の生贄なのです。
ただ神の復活に必要な人間の数があまりに膨大であり、戦争の時点では不充分であると判断した為、
戦争は中止となったわけで、元々はコクーン側とパルス側の利害は一致していたんですよね。
そして民衆の信頼を得たファルシは500年をかけて人類を増やし、
いよいよ人類を滅ぼす為に行動を起こします。その際使命を与えられたのが主人公達な訳ですな。
初めから鏖にする為に人類を増やしていたというところが狂気ですよね。
そこまでしてでも神に会いたい!
前作ではあれほど神は必要ない!もう一人立ちしてやる!
と、息巻いていたいただけにどうしたんでしょうね?
そして意外と人間らしい一面がファルシにもあるやないか。と思っていたのですが、
そうではありません。
続編のXIII-2、ライトニングリターンズをプレイすると分かりますが、
全てのファルシは神を探すという目的のみで行動しています。
何の為に?
それはもちろん神を殺す為です。
やっぱFFスタッフは神に相当な恨みがある様です(笑)
PS3の救世主
「モノ売るってレベルじゃねぇぞ!!」
この名言を生み出したハードがPS3です。
当時PS2の勢いはすさまじく、PS3への期待は相当なものでした。
だからこそ開発にも熱が入ったのでしょう。
・とんでもなくバカ高性能なCPU「Cell」を搭載。自宅でスパコンが作れる!
・1・2・3全てのゲームソフトで遊べる!
・Blu-rayも再生できる!
これだけ揃ってお値段ナント6万円!!!
この歴史を知っているとPS5が可愛く見えてくることでしょう。
その後なんやかんやありながら値下げをして5万円程度で売られることになるのですが、
同じ年に発売された任天堂のWiiが2万5000円でございます。
時代が味方をしなかった不遇のハード。
このPS3専用ソフトで初のそして最後のミリオンヒットを叩き出したのが、
ファイナルファンタジーXIIIなのであります。
レビュー
量(ボリューム) ☆☆☆ ほとんどムービー
味(ストーリー) ☆☆☆ 週刊連載
硬(難易度) ☆ ほぼチュートリアル
香(BGM) ☆☆☆☆☆ 美しい
美(グラフィック)☆☆☆☆☆ 超絶
粘(システム) ☆☆☆ オプティマ楽し
時系列がバラバラなストーリー展開は映画の様でワクワクさせられました。
機械的なモンスター、召喚獣の変形ギミックなんかもう最高です。
ただストーリーに関しては評価が分かれるかと思います。
個人的にはうまく世界観に入る事が出来ませんでした。。
唐突に出てくる用語の数々。大袈裟なキメ台詞。
次々と明かされる新事実はまるで週刊連載漫画の様でした。
ただ、主人公サイドがあまりにもキャラが立ちすぎて敵が全く目立たず、
おまけに主人公サイドも全員が主張激しめで本当の主人公が誰か分からず終い。
その後続くXIII-2、ライトニングリターンズと似た様な展開が繰り出されます。
それはまるでドラえもんの「ライオン仮面」の様に。
しかしながら三部作でしっかりと完結します。
XIII単体ではモヤモヤした設定もスッキリと解消してくれました。
なんだかんだで圧倒的なグラフィックとBGM。目と耳だけで幸せになれるゲームでした。
たとえ味は不味くともインスタ映えするスイーツといった感じですかねー。
最後にヒトの歴史と言うものは都合のいいように解釈され、歪んだまま継承されるものです。
陰謀論渦巻くこの現代においても結局は最後に「自分の信じるものが何か?」
という問題に帰結すると思います。
その時に自分自身で答えを出すことが出来る人間でありたいと私は思うのです。
次回の予定
では次回は「ファイナルファンタジーXV」を予定しております。
恐らく酷評です。
ほなほな。

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